大人のADHDはなぜ起こる?原因と特性について|心理検査のご案内

ADHD(注意欠如・多動性障害)は、「なぜ自分はこうなのだろう」と感じたときに気になるテーマのひとつです。しかし、ADHDの原因は現在のところ完全には解明されておらず、いくつかの要因が関係していると考えられています。

ADHDの原因はひとつではない

ADHDは、特定のひとつの原因で起こるものではなく、脳の働きや神経伝達物質、遺伝、環境など、複数の要因が重なって影響していると考えられています。そのため、努力不足や性格の問題、育て方の影響だけで説明できるものではありません。

主な要因として考えられていること

生まれつきの脳の働きの特性

ADHDでは、前頭前野と呼ばれる脳の働きが関係していると考えられています。前頭前野は、思考や判断、注意、感情のコントロールなど、日常生活に重要な役割を担う部分です。この働きに個人差があることで、不注意や多動性、衝動性といった特徴が表れやすくなるとされています。

神経伝達物質の働き

脳の中では、ドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質が情報のやり取りを行っています。これらは、集中力や意欲、行動のコントロールに関わる重要な役割を持っています。ADHDの方では、これらの働きが十分でないことで、注意がそれやすくなったり、衝動的な行動につながることがあると考えられています。

遺伝的な影響

ADHDは遺伝の影響を受けやすいことが分かっています。家族に同じような特性を持つ方がいる場合、そうでない場合と比べて現れやすいとされています。ただし、特定の遺伝子だけで決まるものではなく、複数の要因が関係しているため、「必ず遺伝する」というものではありません。

環境による影響

環境要因はADHDそのものの原因ではありませんが、症状の出方に影響することがあります。例えば、成長過程での生活環境やストレス、人間関係などによって、困りごとが強く表れることがあります。ただし、育て方やしつけが原因でADHDになるわけではありません。

「なぜ自分だけ」と感じる方へ

ADHDの特徴は、周囲と比べて初めて気づくことも多く、「どうして自分だけうまくできないのか」と悩まれる方も少なくありません。しかし、これらは本人の努力不足ではなく、生まれ持った特性や脳の働きの違いによるものと考えられています。

原因だけでは判断できないことも多い

ここまで見てきたように、ADHDにはさまざまな要因が関係していますが、原因だけで「ADHDかどうか」を判断することはできません。似たような困りごとは、ストレスや不安、うつ状態など、他の要因でも起こることがあります。

心理検査で分かること

「自分がADHDなのかもしれない」と感じたとき、心理検査を通して特性の傾向を客観的に把握することができます。心理検査では、集中力や情報処理の傾向、思考の特徴などを多面的に確認し、日常生活での困りごとの背景を整理していきます。

心理検査(ADHD診断テスト)について

当院では、日本橋院と連携して心理検査のご案内も行っております。検査を通して現在の困りごとや特性を総合的に評価していきます。

心理検査(ADHD診断テスト)について詳しくはこちら >

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「自分の特性を知りたい」「原因をはっきりさせたい」と感じている方は、一人で抱え込まず、専門家に相談することも選択肢のひとつです。


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