反復性うつ病とうつ病の違いとは?繰り返す原因や特徴について
反復性うつ病は、うつ病の症状が一度だけではなく、繰り返しあらわれる状態を指します。この記事では、反復性うつ病とうつ病の違いや、うつ状態を繰り返しやすい背景、再発を防ぐために大切な考え方についてわかりやすく解説します。
反復性うつ病とは
反復性うつ病とは、気分の落ち込みや意欲の低下など、うつ病の症状が繰り返しあらわれる状態を指します。一度うつ状態がよくなったあと、再び同じような症状が出てくることがあり、そのような経過をたどる場合に「反復性」という言葉が使われることがあります。「反復性」と聞くと、「治らないのでは」と不安になる方もいるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。再発しやすい背景を知り、無理のない治療や生活調整を続けていくことが大切です。
うつ病との違い
うつ病は、気分の落ち込み、興味や喜びの低下、眠れない、疲れやすいなどの症状が続く病気です。一方、反復性うつ病は、こうしたうつ状態を繰り返している状態を指します。例えば、一度症状が落ち着いて仕事や日常生活を送れていたものの、数か月後や数年後に再び強い落ち込みや意欲低下が出てくることがあります。再発する頻度には個人差があります。症状そのものは一般的なうつ病と大きく変わらないことが多いですが、「うつ状態を繰り返しているかどうか」が大きな違いになります。
反復性うつ病でみられやすい症状
反復性うつ病であらわれる症状は、基本的にはうつ病の症状と共通しています。
- 気分が落ち込む
- 何をしても楽しいと感じにくい
- やる気が出ない
- 疲れやすい
- 眠れない、または眠りすぎる
- 食欲が落ちる、または食べすぎる
- 集中力が続かない
- 自分を責めてしまう
以前と似たような不調が出てくることで、「また繰り返してしまった」と落ち込んでしまう方もいます。
うつ状態を繰り返しやすい背景
うつ状態を繰り返す背景には、さまざまな要因があります。
回復途中で無理をしてしまう
少し調子がよくなると、「もう大丈夫」と思って、以前と同じペースで仕事や家事を再開してしまうことがあります。しかし、心身が十分に回復していない段階で無理を重ねると、再び不調が出てしまうことがあります。
ストレスの多い環境が続いている
職場や家庭、人間関係など、強いストレスが続いていると、うつ状態が再発しやすくなる場合があります。症状だけでなく、生活環境や働き方を見直すことも大切です。
自分を責める考え方が強い
「もっと頑張らなければ」「迷惑をかけてはいけない」と考えすぎることで、心の負担が大きくなることがあります。真面目で責任感の強い方ほど、つらさを抱え込みやすいこともあります。
また再発したと自分を責めないでください
うつ状態を繰り返すと、「自分は治らないのでは」「また周囲に迷惑をかけてしまう」と不安になる方もいます。しかし、再発したからといって、自分の努力が足りなかったということではありません。大切なのは、再発を責めることではなく、どのような状況で不調が出やすいのかを少しずつ整理していくことです。
不調のサインに早めに気づき、無理をしすぎない生活や働き方を考えていくことで、再発を防ぎやすくなる場合があります。
気分の落ち込みや不調を繰り返している方は、一人で抱え込まずご相談ください。
反復性うつ病と双極性障害は違うの?
うつ状態を繰り返す場合、双極性障害との違いが気になる方もいるかもしれません。双極性障害では、うつ状態だけでなく、気分が高ぶる、活動量が増える、眠らなくても平気になるなどの「躁状態」や「軽躁状態」がみられることがあります。
一方、反復性うつ病では、基本的にはうつ状態を繰り返すことが中心です。ただし、自分では判断が難しいこともあるため、気になる症状がある場合は医師に相談することが大切です。
再発を防ぐために大切なこと
反復性うつ病では、調子が悪いときだけでなく、少しよくなってきた時期の過ごし方も大切です。
- 無理に以前と同じペースへ戻そうとしない
- 睡眠や食事など生活リズムを整える
- 不調のサインを早めに把握する
- ストレスの原因を一人で抱え込まない
- 主治医と相談しながら治療を続ける
症状が落ち着いてきたあとも、自己判断で治療を中断せず、主治医と相談しながら進めることが大切です。
つらさを繰り返すときは相談を
気分の落ち込みや不調を何度も繰り返していると、「また同じことになるのでは」と不安になることがあります。その不安を一人で抱え続けると、さらに心の負担が大きくなってしまうこともあります。症状のことだけでなく、生活環境や働き方、人間関係のストレスなども含めて相談することで、再発を防ぐためのヒントが見つかる場合があります。
気分の落ち込みや不調を繰り返している方は、一人で抱え込まずご相談ください。
まとめ
反復性うつ病とうつ病の大きな違いは、うつ状態を繰り返しているかどうかです。反復性うつ病は、うつ病とまったく別の症状が出るというよりも、気分の落ち込みや意欲の低下などが複数回あらわれる状態を指します。うつ状態を繰り返すと不安になることもありますが、再発を責めるのではなく、自分の不調のサインやストレスの背景を知っていくことが大切です。
不調を繰り返している方は、一人で抱え込まず、早めにご相談ください。。
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